山の上の牛小屋改修物語(随時更新)

私の祖父母の代から乳牛を育て、お乳を売っていました。父母の代で山の下から上に建て替え、酪農事業を拡大する時期に、徐々に世間は、乳製品の輸入増加などで、スーパーの牛乳は安くなり始めた影響を受けたのか?数年で牛小屋はただの倉庫になってしまいました。残ったのは、数千万の借金と長い立派な小屋です。そこから、両親は苦労して私たち3兄弟を育て、返済を終わらせたと思います。常に働く親の背中を追いかけては「つまんなーい」と困らせていたような記憶が微かに残っています。

自分が子育てをするときに牛小屋の存在を思い出し、もう一度行ってみたり、どうしたいのか?聞いてみたりと話しをしてきました。牛小屋の戸や窓ガラスは劣化していたものの、屋根や壁はかなりまだしっかりしていました。きれい好きの父母のおかげで、牛のにおいもほこりも少なく、きれいに整頓されています。何かに活用できないのか。ずっと頭の隅に気になっています。けれど、そんなお金も時間もアイデアもないまま、時は過ぎていきます。そんなこんなで、はじめの一歩のために私の好奇心で外観にペンキを塗らせてもらうことにしました。

最近の定番インテリアで、木目、植物、シンプルカラーな整ったオシャレな空間に慣れすぎて、ちょっと退屈していたので、アートにファンタスティックなカラフル異空間を木と木の間からチラつかせたいと思い、色をできるだけ使おうと思いました。まずは、自宅や小屋に残っていたペンキを使ったり、使わなくなった絵具やアクリル絵の具も混ぜたりしましたが、1年後やっぱりはげてきたり、色落ちしたりしてしまいました。子どもたちごめんね。

nuro」シリーズが気になったので買って使ってみました。量は少ないけど、はげないし、ちゃんときれいに発色しているので、今後も落書きに使えるなぁと思いました。

2年目色落ち部分や剝がれてきたところを再度塗りました。今度は市販のペンキを買いました。「白」「赤」「青」「黄色」を買って、色んな色を作りました。やっぱり自由な表現ができる環境が私の心を生き返らせてくれます。ペンキ塗りの日は病んでるわけではなかったけれど、どんな色になるかなぁと自然に任せました。意外に明るいきれいな色が揃ってたので、「自分元気やん」と思いました(笑)

とにかく長い小屋。屋根も色付けたいし。先は遠いと思いました。

続く。