No.001 環境活動家・嶋田奈津子さん

環境活動家、ボランティア団体代表、シンガー……いくつもの顔をもつ3児の母!嶋田奈津子さんの素顔に迫る

取材日:2021年10月20日

100人インタビュー
嶋田奈津子さん

ーー本日はよろしくお願いします。さっそくですが、普段はどのような活動をされているのでしょうか?

嶋田:よろしくお願いします。そうですね……いろいろやってるんですが……。まずは、3人の子どもを育てるお母さんをしています。

それから、環境活動としては、和歌山県から委嘱を受けて20214月から地球温暖化防止活動推進員をやっています。具体的な活動としては「ビーチクリーンピクニック」という海岸を清掃するイベントを行っています。この活動自体は推進員になる前の2018年から続けています。家族で始めたのですが、役場の職員さんが提案してくれたのをきっかけに「アイデアル」という名前でボランティア団体の登録をし、その代表もしています。ちなみに、アイデアルは和歌山県の「ごみゼロ団体」の認定も受けています。

ビーチクリーン活動のほかにも「コーダリンピア」というオーガニックマーケットを毎月開催しています。会場では有機野菜などを販売するお店が出店していたり、ワークショップなどを行ったりしています。有機農業などのオーガニックなものが気候変動の防止につながるんですよね。このイベントは毎月第2日曜日に、日高町にある「SHANCE SHANCE」さんの裏庭で開催しています。

そのほかには……SDGsのカードゲーム「SDGs de 地方創生」の公認ファシリテーターの資格を取得しました。あ、あと、「ナツオ」という名前で歌を歌ったりもしています!

ーー3児の母に、環境活動家に、シンガー……いろいろな顔をお持ちなんですね。今回は特に環境活動家としての嶋田さんについてお話を伺えればと思います。

嶋田:いろいろやってるんですけど、メインは環境活動家としての活動ですね。環境問題には気候変動とか海洋汚染とかいろいろあるけど、わたしは「安心して住める地球がないと意味がない」という問題意識をもって活動しています。

今のままだと、わたしたちが子どもだった頃にできていたことが、自分の子どもの世代ではできないんじゃないかと考えてるんです。例えば、このままだと2050年には海の魚の数よりも海洋ゴミの数の方が多くなると言われています。近い将来、気軽に海に泳ぎに行ったり、海の魚を食べたりすることができなくなるかもしれないんです。そういった自然環境の変化も新しい時代と言えばそうなのだろうけど、良い方向に向かっての新しい時代じゃないと思うんですよ。

海外では子どもを産まないと宣言している10代の女の子たちもいます。子どもを産んだとしても、地球環境の悪化が進んでいると安心して育てられないし、子どもが希望をもって生きていける環境がない、という理由から産まない選択をしているそうです。それを知って本当に悲しくなりました。他方の日本では、環境問題についてはまだまだ情報が少なく「自分ごと」として捉える人が少ないのが現状です。世界規模で起こっている環境問題を日本に住む人たちにもっと知ってもらうためにも、ビーチクリーンやオーガニックマーケットを開催しています。

家族で始めたビーチクリーンピクニック

ーー今のままだと安心して暮らせる自然環境を未来の子どもたちに残せないかもしれない。そうならないよう、まずは環境問題についてもっと知ってもらうことを目的に活動されているんですね。そのような活動を始めようと思ったきっかけは何ですか?

嶋田:数年前、家族で海に行ったんです。その日がちょうど4月22日でアースデイだったんですね。そんな日に子どもたちが遊んでる姿を夫婦で見ていて「わたしたちも何かせなあかんな」と思ったのがきっかけですね。そのときに夫が「海で遊んでるしビーチクリーンがいいんじゃない?」と言ってくれて、それからビーチクリーンを始めました。気候変動などについて詳しく調べるようになったのもそのときからです。

ただ、20代の頃から社会的な活動はしていました。いろいろな情報を鵜呑みにするんじゃなくて、まずは自分で調べて、納得できなかったら動いてみるようにしています。

あと、私が何か行動を起こすことで、誰かに「自分もできるかも」と思ってもらえるのかなとも考えています。実際、ビーチクリーンやオーガニックマーケットの活動を始めたことで、和歌山市や広川町でも同じような活動をする人が出てきたんですよ。それぞれの地域で活動が始まるということがいいですよね。

ーー家族からスタートした活動が、各地に広がっていっている……なんかいいですね。それでは、今後やっていきたいことはありますか?

嶋田:とりあえずは今までの活動を継続していくことですかね。ビーチクリーンやオーガニックマーケットなどの活動を通じて、環境問題が「自分ごと」ということをたくさんの人に知ってもらいたいです。

それから、一人ひとりが声をあげやすい社会を作っていきたいです。困っていることがあっても、人の目を気にして意見を言えないことがあるかと思います。もし人と違うことを言ったとしても、そのことだけでジャッジされないような社会を作っていきたいと思っています。……なんか壮大ですね(笑)。

あとは、子育て中のママさんたちが交流できるコミュニティを作ったり、日高町の町議会議員選挙に出馬したり……やりたいことはいろいろあります!とにかく、やらなかったことを後悔しないようにしたいですね。将来「やっておいたらよかった」と思わないように生きたいです。

坊主頭だった時期の嶋田さん

ーーいろいろと未来を見据えているようでバイタリティを感じます(笑)。最後に、読んでくださっている方に向けて、何か伝えたいことやPRしたいことはありますか?

嶋田:そうですね……。これを読んでくださっている方にはとにかく「楽しく自分らしく生きましょう」って伝えたいですかね。我慢するだけじゃなくて、自分の意見をもって楽しく生きれるような、そんな生き方を一緒にしていけたらいいなと思います。

PRすることは……歌を歌いたいです!老人ホームの慰問に行こうと思ってたんですけど、コロナ禍で行けなくなったんですよ。ライブ活動もあまりできてないんですよねー。学校で歌ったり、サークル感覚でみんなでわいわい歌ったり、どんなかたちでもいいので歌を歌いたいです。

歌以外でも、もしご依頼やご連絡などがあれば、インスタのDMに送ってくださるとありがたいです。

ーー読者のみなさま。嶋田さんに何か連絡したいことがあればインスタまで!といったところで、本日はありがとうございました!

嶋田:ありがとうございました!

PROFILE

嶋田 奈津子

和歌山県日高町在住。環境活動家、ボランティア団体代表など、さまざまな顔をもつ3児の母。ビーチクリーン活動やオーガニックマーケットを定期的に開催。うたうたい「ナツオ」、「なつおmeets南風」としても活動中。

出身地:和歌山県田辺市龍神村
好きな言葉:「一人の百歩より百人の一歩」
連絡先:@ideal_hidaka_bpic(Instagram)

インタビューを終えて……

歩コミわかやま100人インタビューの記念すべき1人目は、環境活動家の嶋田奈津子さんを取材させてもらいました。

わたし自身は誰かにインタビューをするという経験が初めてで、いろいろとたどたどしいところもあったと思いますが、嶋田さんがやさしく受け止めてくれたおかげで、こうしてみなさまに記事をお届けすることができました。嶋田さんに感謝……!

さて、そんなやさしい嶋田さんですが、すでにご紹介したように、普段は3人の子どもの子育てをしながら、ビーチクリーン活動、オーガニックマーケットの運営、シンガー、果てはカードゲームのファシリテーターまで、ほんとにいろんな活動をしているバイタリティ溢れるお母さんです。インタビュー中も話の節々で情熱が染み出ていました。

いや~、自分も嶋田さんみたいに「やっておいたらよかった」と思わないように生きたいですねー。「やらなかったことに後悔しないように」と聞くと月並みな言葉にも聞こえますが、実際「やっておいたらよかった」と思う場面はなかなかなくなりません。どうしたもんか。

そういえば世の中には「やる」ための言葉がそれなりにあると思います。「Just do it!」とか「やらない善よりやる偽善」とか……。わたしたちは日々さまざまな言葉と共に生きています。今回のインタビューの中でもたくさんの言葉と出会いました。日々の生活で得たいろんな言葉を糧にして生きていけたらいいなぁと思う次第です。

はなちゃん